アルティウム、開発用ハードウェア・プラットフォーム「NanoBoard」向けに「Xilinx® Virtex™-4」ドータボードを追加 2008/04/04 アルティウムリミテッド
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2008 年4 月4 日 アルティウムリミテッド(Altium Limited、本社:豪州シドニー、以下アルティウム)は、統一エレクトロニクス設計環境を実現する「Altium Innovation Station」を構成する、開発用ハードウェアプラットフォーム「NanoBoard」向けに、Xilinx® Virtex™-4」ドータボードを追加したことを発表しました。
アルティウムのXilinx Virtex-4 ドータボードは、C4VLX25-10FF668C FPGA と各種オンボードメモリを提供します。同ドータボードは、アルティウムが提供するその他ドータボード群(「Xilinx Spartan™-3」、「Altera® CycloneT™ II」、「Lattice ECPT™」)と同様に、最新の開発用ハードウェアプラットフォーム「Desktop NanoBoard NB2DSK01」や、前の世代の「NanoBoard-NB1」でも使用することが可能です。
アルティウムでは、今後のエレクトロニクス設計において、全ての主要な機能が製品中に組み込まれたインテリジェンスに移行し、インテリジェンスこそがエレクトロニクス設計プロセスの中核になることを確信しています。これによって、設計者は、最初から機能に集中することができ、設計の最初の段階でハードウェアを修正する必要がありません。
利用可能なドータボードの充実により、設計者の選択肢が拡大します。ドータボードを使用する設計者は、さまざまなプログラマブルデバイスで設計を行い、Desktop NanoBoard でテスト、デバッグ、解析、再設計することが可能になります。迅速にテストできるため、最良のプログラマブルデバイスを選択肢の中から使って、最も効果的な設計が実現できます。多種多彩なドータボードとペリフェラルボードは、開発中にNanoBoard 上で交換可能であり、エレクトロニクス設計開発ツール「Altium Designer」が自動的に再構成を行い、新しいハードウェアとデバイスを使用することができます。これにより、カスタムハードウェアの再設計に付随する時間とコストを削減しながら、幾通りもの設計ソリューションを自由自在に試行できます。
こうした設計に対するソフトなアプローチによって、ハードウェアとソフトウェアを平行して開発することが可能になります。設計サイクルは短縮され、デバイスの主要な機能が模倣されないようにしながら、ハードウェアが製造段階に入った後でも容易な更新が可能です。製品のライフサイクルを通じて、更新、開発した機能やサービスの追加が可能であるため、価値の付加と差別化を持続的に行うことができます。
アルティウムのCEO、ニックマーチンは、次のように述べています。「ハードウェアに機能を集約することで製品が差別化できると考えられた時代は終わりました。今日のようにグローバル化された業界において、製品の特長的な機能を保護する唯一の方法は、デバイスのインテリジェンス化ではなく、プログラミングしかありません。アルティウムでは、これまでのエレクトロニクス設計を一新させるツールによって、あらゆる設計者が革新を引き起こせるようにします。NanoBoard は、エレクトロニクス製品開発者がXilinx Virtex-4 などの大規模プログラマブル・デバイスの可能性を最大限に引き出すことを可能にし、長期にわたって差別化できる製品開発を行うことができます。」
Altium Innovation Station について Altium Innovation Station は、エレクトロニクス設計開発ツール「Altium Designer」とリコンフィギュアラブルなハードウェア開発および展開プラットフォーム「NanoBoard」シリーズを組み合わせ、エレクトロニクス設計において持続的な差別化を実現するためのひとつの設計環境を作り出しています。この2 つが組み合わさることにより、設計者はデバイスのインテリジェンスを設計することに注力し、製品の価値とイノベーションを生み出すことができます。Altium Designer の統合設計環境においては、設計者は最新エレクトロニクス技術の可能性を生かし、専門的なプログラマブルデバイスのノウハウを必要とせず、「ソフト」な設計手法に移行することができます。ここでは従来の設計パラダイムに見られた不統一な設計フローが排除され、ハードウェア、ソフトウェア、およびプログラマブルなハードウェアが統一されています。Altium NanoBoard シリーズは、FPGA などのプログラマブルデバイスをベースにしたデバイスインテリジェンスの開発や展開を可能にするリコンフィギュアラブルなハードウェアプラットフォームです。Altium NanoBoard は、一群のプログラマブルデバイスを搭載したプラグインFPGA ドータボードと、交換可能なペリフェラルボードを備えている点で他に類のないアーキテクチャとなっています。開発用NanoBoard は、FPGA の選択に関係なく使用できる、汎用性の高いリコンフィギュアラブルな開発プラットフォームを提供します。今後、設計プロセスの早期にハードウェアを設計しなければならない制約を受けることなく、最終的なハードウェアまでの設計プロセスを迅速に完了できる展開用NanoBoard も投入予定です。
Altium Limited(アルティウムリミテッド)について Altium Limited(ASX:ALU)は、エレクトロニクス製品の開発を行う上で、異なる設計手法を統一するソリューションの開発や販売で世界をリードしています。Altium 製品を導入することで、技術者、設計者、開発者、そして各組織は、統一された設計テクノロジを最大限に活用し、高性能な製品を市場にいち早く投入することができます。アルティウムは、1985 年に設立され、本社をシドニー(オーストラリア)に構え、セールス&サポートオフィスとして、オーストラリア、米国、日本、中国およびヨーロッパに直販拠点を設けるとともに、その他の主要市場では代理店販売を行っています。より詳細な企業情報については、Altium 社のホームページ、
www.altium.com をご覧ください。
アルティウムジャパン株式会社について アルティウムジャパン株式会社は、アルティウムリミテッドの日本法人(同社100%出資)として、プロテルジャパン株式会社と日本タスキング株式会社が合併し、設立されました。同時期にプロテルジャパン株式会社のセールスオフィスであったアクセルテクノロジーインク日本支社も統合されました。アルティウムリミテッドの掲げるビジョンに基づき、日本においてもその理念の浸透と、日本の開発エンジニアに利益をもたらすために、開発ツールのワンストップウィンドウになることを目標としています。より詳細な情報については、アルティウムジャパンのホームページ、
www.altium.co.jp をご覧ください
Altium、Altium Designer、LiveDesign とそれぞれのロゴは、Altium Limited ならびにその子会社の商標あるいは登録商標です。その他の登録商標または商標は、それぞれの所有者の所有物であり、それらの商標権を主張するものではありません。
Companies Website:
http://www.altium.com/jp/altium_home.cfm
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