ミニブレーカーとして知られるBourns^® TCOデバイスは、効果的な過熱保護ソリューションを提供し、最終アプリケーションの安全性を向上するために開発されました。TCOデバイスは、部品単独で動作することで、バッテリー、ケーブル、ICを過熱や過電流による発煙・発火等の防止に役立ちます。Bourns^® TCOシリーズは、バイメタルディスクとセラミックPTCの両者の優れた特徴を兼ね備えています。バイメタルディスクは、周囲の温度変化に対して正確に反応します。また、異常温度時にトリップしたままの（動作し続ける）状態を維持し、電源を切り温度が安全なレベルに下がると、回路が復帰するように設計された自己復帰型デバイスです。

Bourns^® Model SD Series Mini-breakers
イントロダクション
Bournsは、従来のシリーズと比較し、より広いトリップ温度範囲を実現した新モデルSD シリーズの開発に成功しました。
SDシリーズは、以下のような業界初となる特長があります。
・表面実装と溶接のいずれにも対応する初のTCOシリーズ
・TCOシリーズとしては初めて、55℃から150℃までのトリップ温度範囲に対応(従来は72℃から85℃または90℃までの対応）
・TCOシリーズで初めて、非自動復帰型（自己保持機能あり）または自動復帰型（自己保持機能なし）のオプション
・TCOシリーズ初のAEC-Q200準拠品