5. 各種物質の線熱膨張係数
線熱膨張係数は温度の上昇によって物体の長さが膨張する割合を、1K( ケルビン)当たりで示したものです。熱変化の激しい装置の内部で、熱膨張係数の違いが大きい材料を使用すると信頼性上の問題を引き起こす可能性があるため、熱膨張係数は事前確認が重要です。
線熱膨張係数 | |||
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物質 | ![]() |
物質(英) | ![]() |
無水ケイ酸 |
0.5 |
アルミニウム |
25 |
ダイヤモンド |
1.1 |
マグネシウム |
25.4 |
タングステン |
4.3 |
亜鉛 |
26.3 |
SIC |
6.6 |
すず |
26.9 |
クロム |
6.8 |
カドミウム |
28.8 |
白金 |
9 |
鉛 |
29.1 |
MgO |
9.7 |
NaCl |
40.5 |
鉄 |
12.1 |
氷(0℃) |
50.7 |
コバルト |
12.4 |
硫黄 |
64 |
ニッケル |
12.8 |
ナトリウム |
75 |
金 |
14.3 |
カリウム |
83 |
銅 |
16.8 |
パラフィン |
110 |
ケイ素 |
24 |
ゴム |
110 |
※体積の変化する割合である体積熱膨張係数は線熱膨張係数の3倍となります。