22. 重ね合わせの定理

線形の電気回路において、複数の電源(電圧源、電流源)を持つ場合に、任意の点の電流と任意の点間の電圧は、それぞれの電源が単独で存在するとして算出した値の和となります。なお、1つの電源に着目して計算する際は、それ以外の電圧源は短絡状態(電圧=0)として、電流源は開放状態(電流=0)として扱います。

電圧源と電流源で構成された回路

電流源を取り除いた回路

電圧源を取り除いた回路

上記の回路における電流は、重ね合わせの定理を用いて次の式のように求められます。