64. 抵抗器の種類

抵抗体として炭素系の材料を使用しています。高い精度を要求しないアナログ回路やデジタル回路で、最も幅広く使われています。

抵抗体としてNi・Cr （ニッケル・クロム）などを使用しています。外観は炭素皮膜抵抗器に似ています。精度が高く、高周波特性が良く、温度変化に対しても安定していますが、値段は若干高めです。

抵抗体として、酸化金属皮膜を使用しています。耐熱性が良く、中電力用で使用されます。

炭素の粉末と樹脂を固めて成形した抵抗器です。寄生インダクタンス成分が小さく、高周波向け。抵抗値の制御が難しく、精度は比較的悪いです。

金属の細い線を絶縁体に巻きつけた巻き線抵抗器をホーローで覆った抵抗器です。耐熱性が非常に高く、大電力用で使用されます。インダクタンス成分が大きいので、高周波用途には不向きです。

金属の細い線を絶縁体に巻きつけた巻き線抵抗器をセメントで固めた抵抗器です。セメントは放熱性が良いため、大電力用で使用されます。インダクタンス成分が大きいので、高周波用途には不向きです。