カウンタICとは?
カウンタICは、外部から入力されたクロックをカウントするICです。
エイブリックのカウンタICがカウントしたデータには、I2C-BUSインターフェースを経由してアクセスすることが可能です。I2C-BUSインターフェースの採用は、カウンタICの小型パッケージ化を実現しており、周辺回路の簡素化に貢献します。

エイブリック製品のつよみ
●アナログクオーツ用ICとリアルタイムクロックの開発知見の応用
エイブリックは、アナログクオーツ用ICやリアルタイムクロックを長年開発してきた経験から、高信頼性の電子回路を設計するための知見を得てきました。この知見は、要素技術としてエイブリックのカウンタICの回路設計に活かされています。
代表的な要素技術 | 内容 |
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パワーオン検出回路 | カウンタICへ電源を投入時に内部のレジスタをイニシャライズ(初期化)し、電源投入後の正確な動作に貢献します。 |
シュミットトリガ回路 | クロックの立上り、立下りを正しく認識し、正確なクロックのカウントに貢献します。 |
ノイズサプレッション回路 | 50 nsecのパルス幅のノイズを除去し、 I2C上の通信エラーを防止することで、 正確なカウントデータの読み取りに貢献します。 |
●ハードウェアで実現されたICが正確なカウントを実現
ハードウェアで実現されたエイブリックのカウンタICは、マイクロコントローラ(MCU)に内蔵されているソフトウェア制御タイプのカウンタと違い、暴走、動作停止を起こしません。
●エイブリックのタイマICは世界中へ1億7500万個の出荷実績 (2022年度調べ)
エイブリックは、カウンタIC、リアルタイムクロックとアナログクオーツ用ICを年間1億7500万個出荷しており、これまでお客様より高い信頼を得ています。
カウンタICのご提案
●タイマとカウンタの両方を使用する使い方
マイクロコントローラ(MCU)のタイマとエイブリックのカウンタICの使用で実現します。 MCUは、カウンタ機能かタイマ機能のいずれかを選択する必要があります。 MCUでタイマ機能を選択し、あわせてエイブリックのカウンタを使用することで、炊飯器などでの水量やお米の量のカウンタICでの計量と炊飯タイマ設定、もしくは水道管の時間当たりの流量の測定ができるようになります。

●アプリケーション例

*車載アプリケーションについては、車載品質適合品をご使用ください。
●ラインナップ
S-35770シリーズ | 一般用途 2ワイヤ (I2C-bus) |
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S-35770 Aシリーズ | 車載用 2ワイヤ (I2C-bus) |
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また、エイブリックは今回紹介した製品以外にも
アナログ半導体を多数ラインナップしています!
