- PolySwitch 4つの特徴 ▼
- PolySwitch 動作原理 ▼
- PolySwitch 各種温度特性 ▼
- PolySwitch 製品ラインアップ ▼
PolySwitch 4つの特徴
LittelfuseのPolySwitchとは、復帰性のある過電流・過熱保護素子で、温度が上がると抵抗が増大する特性をもつポリマー系PTCサーミスタです。 特殊に配合したポリマーと導電性紛体の化合物で構成されており、マルチメディア機器や自動車関連の回路保護部品として使用されます。
復帰性 |
✓ 電源をオフにするなどして電流を止め素子の温度が低下すると元の抵抗値に戻り、再度使用が可能になる |
無接点 |
✓ アークが発生しない ✓ 衝撃に強い ✓ 故障モードは高抵抗 |
ON/OFFの サイクリングをしない |
✓ トリップすると高抵抗状態を保ち、不要なON/OFFを繰り返さない ✓ 異常な状態が解除されるまで保護を維持する ✓ 接点の問題が発生しない |
耐ラッシュ性 |
✓ 突入電流で動作しない |
PolySwitch 動作原理
(定常時)
ポリマー内のカーボン同士の接触により電流が流れる道がたくさんあり、電流を流すことができる。
(トリップ時)
過電流によりポリマーの温度が上がると膨張する。その結果、カーボン同士の接触が減り抵抗が上昇し、電流を制限する。
(高抵抗⇒低抵抗)
電源をオフにするなどしてポリマーが冷却すると元の状態に復帰する。


PolySwitch 各種温度特性
多様なポリマー材料、導電材料を使用することで幅広い用途に選択いただけます。

PolySwitch | 用途 | アプリケーション例 |
---|---|---|
![]() 表面実装 ![]() ラジアルリード |
マルチメディア機器 | ワイヤレスイヤホン、 スマートウォッチ、 ゲーム機器、ラップトップパソコン、 マルチプリンターなど |
自動車 | GPSナビゲーションシステム、 インテリジェントルームミラー、車載用カメラ、 ドアロック、スマートキーなど |
PolySwitch 製品ラインアップ
表面実装復帰型 PPTC
購入はこちらラジアルリード復帰型 PPTC
購入はこちらまた、Littelfuseは今回紹介した製品以外にも、様々な保護部品を多数ラインアップしています!