
IoT/M2M展【春】出展製品

株式会社リコーの電子デバイス事業部として1981年4月に創立されたリコーグループの半導体部門は、2014年6月にリコー電子デバイス株式会社として新たにスタートしました。アナログ半導体技術を核に、グローバルスペシャリティ企業を目指します。

降圧DC/DCコンバータ
RP515x/RP514x バッテリーモニタ付 同期整流型 低電圧対応 超低消費電流 超小型・薄型
- バッテリーモニタ用に入力電圧の1/3、または、1/4をマイコンのADCに出力可能
- 動作時消費電流
- DC/DC部:300nA バッテリーモニタ部:100nA
- 入力電圧範囲
- 1.8V~5.5V (定格:6.5V)
- 出力電圧
- 1.0V~4.0Vで12電圧をご用意(±1.5%精度)
- 出力電流
- 300mA(RP515x)、100mA(RP514x)
- パッケージ
- WLCSP-9-P2(1.45×1.48mm、t=0.36mm)
DFN(PLP)2527-10 (2.7×2.5mm、t=0.6mm)
RP512x/RP511x 同期整流型 超低消費電流 超小型・薄型
- 動作時消費電流
- 300nA
- 入力電圧範囲
- 2.0V~5.5V (定格:6.5V)
- 出力電圧範囲
- 1.0V~4.0V (0.1Vステップ、±1.5%精度)
- 出力電流
- 300mA(RP512x)、100mA(RP511x)
- パッケージ
- WLCSP-8-P1(1.45×1.48mm、t=0.36mm)
DFN(PLP)2527-10 (2.7×2.5mm、t=0.6mm)
SOT-89-5
*)バッテリーモニタ機能とは?
IoT機器には電池交換時期を確認するためにバッテリーモニタ機能が必要な場合があります。通常は電池電圧を抵抗で分圧してMCUのADCへ入力しますが、電圧精度が高くない、リーク電流によって消費電流が増えてしまう、部品実装面積が増える、などの課題があります。
リコー電子デバイスは超低消費電流のバッテリーモニタ回路を内蔵したLDOレギュレータや降圧DC/DCコンバータをご用意しこれらの課題を解決します。
下図のBM端子から入力電圧(電池電圧)の1/3、または、1/4をマイコンのADC用端子に出力します。
従来品: 外部抵抗で分圧
MCU内蔵のADコンバータの入力(①)が低インピーダンスのため、バッテリー電圧のモニタ入力の分圧抵抗(②)を低インピーダンスにする必要があります。そのため、分圧抵抗のパスで発生するリーク電流(消費電流)が大きくなるため、システム全体の消費電流が大きくなります。 外付け回路や制御信号線が必要なため、実装面積も大きくなります。
RP124x: バッテリーモニタ機能付き
RP124の内部でバッテリー電圧を分圧し、BM端子から出力します。出力する分圧はバッテリー電圧の1/3または1/4を選択することが可能です。外付け部品も不要なため、実装面積の省スペース化を実現します。
エナジーハーベスト向け 蓄電用 降圧DC/DCコンバータ
R1800K 超低消費電流 超小型・薄型
- 最大電力制御機能によりハーベスタを最大活用可能
- 逆流防止回路搭載で無駄なく蓄電可能
- 動作時消費電流
- 144nA
- 入力電圧範囲
- 2.0V~5.5V (定格:6.5V)
- 出力電圧範囲
- 2.0V~4.5V (±3.0%精度)
- 出力電流
- 1mA
- パッケージ
- DFN(PLP)2527-10 (2.7×2.5mm、t=0.6mm)
最大電力制御とは
R1800Kは光発電と振動発電用の蓄電用降圧DC/DCコンバータです。
ハーベスターの最大電力でR1800Kを動作させることでを非常に効率的に蓄電することが可能です。
その電力を逆流防止回路によって逃がすことがないので無駄なく蓄電することが可能です。
昇降圧DC/DCコンバータ
RP604x 同期整流型 低電圧対応 超低消費電流 超小型・薄型
- 動作時消費電流
- 300nA
- 入力電圧範囲
- 1.8V~5.5V (定格:6.5V)
- 出力電圧
- 1.6V~5.2V (0.1Vステップ、±1.5%精度)
- 出力電流
- 300mA
- UVLO、OVP、サーマルシャットダウン回路搭載
- パッケージ
- WLCSP-20-P2(1.71×2.315、t=0.36mm)
DFN(PLP)2730-12 (3.0×2.7mm、t=0.6mm)
低電圧動作可能で電池長持ち!
消費電流以外で電池寿命に大きな影響を与えるのが、ICへの入力電圧の下限値です。 電池電圧は使用とともに徐々に低下するため、入力電圧の下限値が低いとそれだけ電池を長く使うことができます。
一例としてボタン電池(CR2032)での放電特性は下図に示すような電圧低下に傾斜を持つ特性を示します。 また、IoT機器では間欠動作をさせることが多く、パルスによる負荷がボタン電池にかかることにより、より低下の傾斜が強い下図の赤線のような特性を取ることになります。
RP604xやRP515x、RP514xでは入力電圧の下限値は1.8Vです。ボタン電池での間欠動作時では2.4Vの製品と比較すると、約85%長く使えることになります。
LDOレギュレータ
RP124x バッテリーモニタ付 超低消費電流 超小型・薄型
- バッテリーモニタ用に入力電圧の1/3、または、1/4をマイコンのADCに出力可能
- 動作時消費電流
- LDO部: 200nA 、バッテリーモニタ部:100nA
- 入力電圧
- 1.7V~5.5V (定格:6.5V)
- 出力電圧
- 1.2V~3.6V(0.8%精度)
- 入出力電圧差
- 0.1V(2.8V時)
- 出力電流
- 100mA
- パッケージ
- DFN1212-6 (1.2×1.2mm、0.4mm)、SOT-23-5
- 低消費電流モードと高速応答モードの自動切替型ECO機能(*)搭載
RP118x 超低消費電流 超小型・薄型 LDOレギュレータ
- 動作時消費電流
- 200nA
- 入力電圧
- 1.7V~5.5V (定格:6.5V)
- 出力電圧
- 1.2V~3.6V(0.8%精度)
- 入出力電圧差
- 0.1V(2.8V時)
- 出力電流
- 100mA
- パッケージ
- WLCSP-4-P8(0.64×0.64、t=0.36mm)、
DFN(PLP)1010-4 (1.0×1.0mm、0.6mm)、SOT-23-5
- 低消費電流モードと高速応答モードの自動切替型ECO機能(*)搭載
*)低消費モードと高速応答モードを自動的に切り替えるECO機能とは?
IoT機器は電池を長持ちさせるために低消費電流である必要があります。そのため搭載される電源ICにも低消費電流が求められます。
しかし、低消費電流の電源ICだと応答特性が悪くなってしまいます。そうするとBLEなどで通信を行う際に不便です。
リコー電子デバイスのECO機能搭載のLDOレギュレータはIoT機器のセンシング時には低消費電流モードで動作して消費電流を極限まで低減し、BLEなどでの通信時には高速応答モードで動作することで良好なパフォーマンスを提供可能です。
RP124xやRP118xに搭載されている自動切替型ECO機能は右図のように負荷(出力電流)に応じて低消費電流モードと高速応答モードを自動的に切り替えることが可能です。
