ローム、【掲載記事】Wi-SUNモジュールの最新技術動向
2015/08/28Rohm
RF/マイクロ波
2015年8月28日
広がる「Wi-SUN」の採用
2012年7月に新しく開放されて以来、920Mz帯の特定省電力無線の中で近年最も注目を集めている国際無線通信規格「Wi-SUN」は、無線LAN(Wi-Fi)と比較して低消費電力で通信距離が長いという利点から、スマートメーターや交通インフラなどのスマートコミュニティの他、M2MやIoT市場にも最適とされている。
HEMSの通信経路としては大きく3つに分類される。一つ目は、電力会社とスマートメーターをつなぐ「Aルート」。二つ目は、スマートメーターとHEMSをつなぐ「Bルート」。そして三つ目に、HEMSと各機器をつなぐ「HAN(Home Area Network)」である。
Wi-SUNの住宅への進出はスマートメーターのBルートからはじまっており、Bルート用の認証(Wi-SUN for ECHONET Profile)がすでに確立されている。またWi-SUNアライアンスは現在HAN仕様を策定中で、近日中に確定する予定だ。これによりますますWi-SUNへの期待が高まると考えられる。
さらに、経済産業省の大規模HEMS実証実験、2016年からはじまる電力の小売り自由化、2017年にはガスも自由化され、今後HEMS市場(IoT市場)がより活発に動き出すことが予測されており、普及に拍車がかかる見通しである。
ロームグループのWi-SUN取り組み状況
ロームグループでは、こうした市場の動きに対し、Wi-SUNに関して先進的に取り組んできた。2014年1月には、Wi-SUNアライアンスで相互接続性を確認するための「PHY認証試験」というイベントが開催された。ロームグループは当時ラピスセミコンダクタ製のML7396B(および評価ボード)でイベントに参加し、見事Wi-SUNアライアンスのPHY認証試験合格第1号となっている。またお客様により簡単に製品を使用して頂くため"らくらく導入"をコンセプトにML7396Bを搭載したローム製Wi-SUNモジュール「BP35A1」を開発した。同年4月には、このBP35A1でも見事Wi-SUN For ECHONET Profileの認証を取得している。
さらにML7396B(LSI)、BP35A1(モジュール)ともにWi-SUNアライアンスでCTBU(Certified Test Bed Unit)にも認定されており、アライアンスのリファレンスとして両デバイスともに登録されている状況だ。
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