~Maker Interview~

メーカのHOTなトピックス、今最も注力している製品にフォーカスし、
開発現場や製品企画担当の方々に戦略や今後の方針を語っていただくコーナー。
※最新の業界動向を毎月お届けします。

SiC技術のCree社がパワー/RFデバイスに注力、8インチ・ウエハーの量産で低価格化を視野に

LED(発光ダイオード)やパワー・デバイス、RFデバイスの半導体材料として高い注目を集めているSiC(炭化ケイ素)。その専業メーカーとして米Cree社が設立されたのは、今を遡ること33年前の1987年である。
その数年後には早くも、明るさは十分ではなかったもののSiC材料を用いた青色LEDを業界に先駆けて製品化した。その後、青色LEDは、競合他社がGaN(窒化ガリウム)材料を採用することで高輝度化に成功。しかし同社は、得意とするSiC材料をウエハー(基板)として使い、その上にGaN素子を形成する高輝度の青色LEDを製品化することでLED業界での地位を保ち続けた。

2020.5

電源ICのノイズを低減する「サイレント・スイッチャ」、製品展開を急ぐと同時に、進化版の開発にも着手

車載機器や産業機器、医療機器、OA機器、民生機器などの電子機器には、電源ICが欠かせない。電源ICをうまく使いこなさなくては、魅力的な電子機器を実現できないと言っても過言ではないだろう。
その電源ICにとって重要な特性は何か。すぐに頭に思い浮かぶのは、変換効率や出力のリップル電圧、最大出力電流などである。しかし、こうした特性のほかに、これらと同等、もしくはそれ以上に重要視されている特性がある。それは、放射ノイズ(EMI)である。放射ノイズとは、高周波の電流が流れることで発生するもの。対策を打たなければ、AMラジオの受信に悪影響を与えたり、ほかの電子回路の動作を妨害したり危険性がある。さらに電子機器の放射ノイズには国際規格が用意されており、規制値をクリアできなければ製品を市場に投入できない。

2020.1

効率と放熱を重視したDC-DCコンバータ・モジュール、高性能デジタルLSIのPOL用途に向ける

 コンピュータや通信機器、産業機器、医療機器などで「頭脳」の役割を果たすプロセッサやFPGA、SoC、ASIC、GPU、DSPなどのデジタルLSI。こうした高性能なデジタルLSIに電力を供給するDC-DCコンバータを一般に「POL(Point of Load)コンバータ」と呼ぶ。現在、このPOLコンバータに新しい波が押し寄せている。それは、モジュール化という波だ。
 ここで言うモジュール化とは、DC-DCコンバータに欠かせない制御ICやスイッチング素子、インダクタ、コンデンサ、抵抗器などを1つのパッケージに収めることを指す。すでに、多くのアナログ半導体メーカーや電源メーカーが、降圧型DC-DCコンバータ・モジュールの製品化を始めている。

2020.1