~Maker Interview~

メーカのHOTなトピックス、今最も注力している製品にフォーカスし、
開発現場や製品企画担当の方々に戦略や今後の方針を語っていただくコーナー。
※最新の業界動向を毎月お届けします。

工場などのデータを簡単にクラウド環境にアップ、 セキュアな後付けIoTアダプタが登場

 ものづくりやビル/オフィス管理などの分野では、IoT(Internet of Things)に対する期待度が極めて高い。工場やビル/オフィスなどにある設備/装置にセンサーを取り付け、様々なデータを集めてAI(人工知能)で解析すれば、業務効率の改善や省力化、省エネなどを実現できると考えているからだ。
ところが話はそんなに単純ではない。現時点では、当初の期待通りにIoTの普及は進んでいないと言えるだろう。なぜならば「IoTシステム」の構築には課題がまだ残っているからである。最大の課題は「セキュリティ」だ。例えば、工場の製造ラインの装置をインターネットに接続すれば、悪意を持った第三者から攻撃を受けるかもしれない。実際にサイバー攻撃を受けて、工場が操業停止に追い込まれたケースは少なくない。つまり、ものづくり企業やビル/オフィス管理企業などがIoTを導入するには、セキュリティに関する課題をクリアすることが大前提となる。しかし、そうした企業がIoTのセキュリティ問題に取り組み、セキュアなIoTシステムをゼロから構築するのには無理がある。セキュリティ分野の専門的な知識が必要になることはもちろん、膨大な時間と労力がかかるからだ。

2021.2

ワイヤーなどの保護に不可欠な熱収縮チューブ、技術的要求が高いHARSH(過酷な)環境向けにフォーカス

 さまざまなワイヤーの外側に巻かれた黒色や緑色、透明などのチューブ。多くの人が見掛けたことがあるだろう。一般に、このチューブを「熱収縮チューブ(Heat Shrink Tubing)」と呼ぶ。ワイヤーの周りにチューブを被せて、これに熱をかけると収縮してワイヤーと密着する。こうすることでワイヤーを電気的に絶縁したり、機械的な力や化学物質、水滴などから保護したりすることが可能になる。さらにカラフルなチューブを取り付けることで、ケーブルを識別したり、美観を高めたりすることもできる。決して派手な部品ではないが、電子機器や自動車、航空機などのアプリケーションにとって欠かすことができない存在である。

2020.12

ハンバーガーの調理と火災を高精度に判別、青色光と赤外光を使う煙探知用モジュール

 世界的なアナログ半導体メーカーである米Analog Devices社。2020年7月にライバル企業である米Maxim Integrated Products社の買収を発表し、アナログ半導体事業のさらなる強化に乗り出した。
しかし、Analog Devices社が掲げる未来戦略はこれだけではない。少し意外に聞こえるかもしれないが、「アナログからの脱皮」も同時に掲げている。具体的には、「センサー」と「ソフトウエア」の強化である。これらに同社が得意とするアナログ技術を組み合わせることで、新しい製品やソリューションを市場に投入する戦略である。

2020.12